AMP&SACD,DVDセパレートシステム

SHARP SD-HX100

「次世代の機能、ルックス、そして音。オーディオの進化ここにあり」

 

SHARP製のアンプである。このシリーズはホームシアター用らしいがこのモデルはシリーズ最上位であり、
値段も出始めは20万前後(オープン価格だが)となかなかのものである。
SHARPと言えば、1ビットデジタルアンプだ。当機も、もちろん1ビットデジタルアンプである。
かなりマイナーな機器だがコイツの底力は計り知れない。私は破格の69800円で買えた。本当にいい買い物をしたと思っている。

まず、機能としては先程も述べた通り、1ビットデジタルアンプを採用している。また、AVアンプ+プレイヤーのような仕組みになっている。
プレイヤー&入出力部、パワーアンプ部の2個体である。2つをつなぐのはケーブル2本のみ。
DOLBYやDTSに対応しており、D端子出力、コンポーネント出力、光出力などがある。光が入力2、出力3口なのは良い。
もちろんアナログ入力も付いているのでアナログプレイヤーとの接続もOKだ。(フォノイコライザーは内蔵していない)
対応メディアはCD,SACD,DVDVideo/Audioと充実しており、今まで面倒だったプレイヤーのSACDの5.1ch分のアナログアウトもなく、
すっきりと配線できるのがいい。これ一台とスピーカーがあれば映画もオーディオも色々と本格的に楽しめる作りである。

そしてルックスだが、これがまた素晴らしい。横長方形のアルミボディーの外側にプラスチックがあり、下部中央で「DVDVideo/Audio」
のBLUELED(パワー側はSHARP1ビットアンプの証Σマーク)が輝き、ディスプレイ、ボリューム、サイドボタンの配置等、
今までの無骨なアンプ達にはないスタイリッシュな独特の魅力にあふれている。十分所有欲を満たしてくれるデザインである。

そして肝心の音。デジタルアンプらしく、痛いくらいに鮮やかなコントラストの効いたメリハリのある音だ。
ハイスピードでキレがいい。なんでもそつこなくこなす優等生的な音だ。だが、高級アナログアンプのようなライブ感は無い。
古いジャズのレコードなどを聴くのにはお勧めはしない。
悪く言えば、ただ良く鳴っているだけの冷たい音か。だがこれはデジタルアンプ共通のことなのであえて触れはしない。

難点はスピーカー出力が1系統しか無い点。アナログ音声出力が無い点か。
その2つを差し引いてもそこそこ使える。当分はメインに使っていこうと思う。

back

 

 

 

inserted by FC2 system