プリメインアンプ

marantz PM-84

 

 

「いい音楽はいい音へと変わる。決して色あせないmarantzトーンに」

 

marantzの中級プリメインである。もちろん80年代のもので、同価格帯としてSONYのTA-F555ESやSANSUI AU-707
シリーズなど、凄いモデルが多数合った。798アンプよりも落ち着いていたが、798アンプのもう1グレード上として、
需要も高かった価格帯である。もちろん音のほうも良い。80年代の798アンプは当時あの値段で売っていたことが奇跡であるし、今現在、同じ設計で作り直しても間違いなく売れるだろう。今回紹介するのはその1ランク上の価格帯のモデルである。marantsのPMシリーズは94,84,74,54と会った気がする。後に90や80シリーズになって音が柔らかくなって方向性が変わった。シリーズではPM-94が有名だが、このPM-84も負けていない。

ルックスはブラックボディにサイドウッド、左右対称のレイアウトにmarantz独特の可愛い文字。
AVSSの文字が緑色に輝き、重厚かつオシャレである。

音のほうは表現豊かである。低音、高音の伸びも良く、迫力と繊細さを持ち合わせている。
どちらかと言うと硬めの音で、HIFIを意識した音作りである。
無論、ボーカル物などもしっかり聴けるし、オールマイティーである。
798アンプと比べると音がしっかり、どっしりして落ち着きがある。さすがである。
CD入力も音がいいが、特筆すべきはPhono入力である。そのままでも、フォノイコ部分だけ使っても、
上記の様な音にさらに磨きがかかり満足させる音である。

以上、入門用のプリメインとしては文句なしである。ヤフオクでも15000円ほどで落札できると思うのでオススメ。
80年代の10万ちょこっとのプリメインがこんなにHIFIで表現豊かなのには度肝を抜いた。
是非、PM-94のほうも聴いてみたい。

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